褒めるだけでは成長は難しい

塾長です!

「子どもの良いところを少しでも見つけ、褒めて育てることが良いことだ」

こんな考え方が、学校でも家庭でもごく当たり前のように広まっています。

しかし、「褒める教育」には思わぬ落とし穴が潜んでいることもあります。

「褒める教育」に警告を鳴らす児童心理学の教授のお話をご紹介します。

ある幼稚園での出来事。子どもが訪問者に「ねえ、見て」と自分の作った物を持ってきました。

それを見た訪問者は「すごいねえ!よくできているね」と褒めたところ、

「じゃこれあげる」とその子は言ったそうです。

ここまではごく普通に見られる光景かと思いますが、

その訪問者が「うれしいけど、よくできたのだからおうちの方にプレゼントしたほうがいいよ。」

と答えたら「なんだ!」と言ってそれを投げて奥へ行ってしまったそうです。

いつも褒められることに慣れてしまった子は、

褒められたからといってそれほど嬉しいという感覚がなくなってしまっているのではないでしょうか。

今、多くの親は自分の子どもに対して沢山褒めてやることがその子の自信につながると考えています。

また、子どもが失敗したのにそれでもやたらに褒める保護者もいます。

例えば、「間違えたけれど、よく頑張ったね」などと。

子どもの行いや成績を自然に褒めるのではなく、

褒めることで子どものやる気を伸ばそうとか、

失敗しても励まそうという意図が「褒める」という評価に込められているからです。

ところが子どもへの過剰な褒め言葉はかえって子どもの成長の妨げになることもあります。

ちょっと叱られただけでも大きなショックを受けてしまい、

失敗を乗り越える力がなかなか育たないことがあります。

子どもは失敗を繰り返すことで多くを学んでいくものですが、

褒めすぎることは、子どもが失敗から学ぶ経験を奪ってしまうことがあります。

その結果、大人から注意されたり、叱られたりすることを極端に嫌う子どもが増加することにつながります。

叱られ慣れていない子供には、

「駄目なことはだめが通用しない。」

「駄目と言われるといじけてしまう」

「自分にできなかった非があるのに言った相手を悪く言う」

「叱られたショックで学校に来られなくなる」

などという現象に直面する機会が増えます。

保護者として大切なことは、

子どもとの『共感』⇒『指導or褒める』⇒『やり遂げるまで見守る』です。

しっかり見ているけれども、手は出さないという意識をもって子どもを見守ること、

先生・親・子どもとのコミュニケーションを培い、完成の喜びを共に味わうことが大切です。

褒めるときは、『自然な愛情から褒める』『何を頑張ったか具体的に褒める』というのが基本です。

大切にするべきことは、子育ての技術ではなく、

幼児・児童であっても一人の人間として尊重する愛情ではないでしょうか。

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