2021/02/23
唐突ですが、私は「ひとべん」が嫌いです。
逆に、勉強の妨げになっている気がしてならないからです。
ただ、学校の宿題になっているので、やらせないわけにはいきません。
そこで、気をつけるべき点についてお伝えしたいと思います。
小学生のひとべんを見ていると、
・ぎっしりとページを埋めている(埋めることが目的になってます)。正直、無駄なことをしていますね。
しかし、一生懸命ページを埋めると先生に褒められるという摩訶不思議な状態。これは、深刻な問題です。
・同じ漢字を何回も書いて埋めている(頭を使わないただの作業です)。これも、全くもって無駄な行為です
しかし、これも、なぜか褒められます
・算数の問題の文章も書いている(とても時間が掛かります。疲れます)
きれいなノートができた。ページが簡単に埋まったと喜んでいる姿をよく見かけます
これも、かなり厳しいです
目的が完全に変わってしまっています。
本当はもっと多くの例があるのですが、総じて、意味のない勉強になっています
しかも大半の子は、これが、きちんとした勉強だと錯覚してしまっています
この状態を、中学校に上がったら
・ノートは、広く使う。数学の文章問題1題で1ページでも良いくらい。
・同じ漢字や英単語の練習は3回まで。極力、頭を使わない作業は無くす。
・数学の問題の文章なんか書かなくて良い(もちろん他教科も)。
という形に変えていく必要があります。
私は、中学3年生の受験期にひとべんノートを1日1冊やっていましたが、
数学の文章題で1ページ使っていました。これなら1冊終わりますね。
早くこの様な形にする必要があります。ノートは広く使ってこそ意味があるのです。
これは、大人になっても役に立つ考え方です。
ノートを埋めると「勉強した感」が出てくるのですが、問題は中身です
「勉強した感」は厄介です。早目に退治しましょう
もちろん、丁寧にみっちりとノートを埋めているけど、成績の良い子たちもいます
ただ、その子たちは時間が掛かる分、みんなの何倍も学習時間を確保しています
ここを勘違いしてはいけません